今「4Kテレビ」を購入してはいけない最大の理由
先日、お世話になっている家電量販店からセールのチラシが来ました。
チラシにはいろいろな商品が掲載されていますが、ここ最近は「4Kテレビ」が推されています。
チラシを見て購入する人もたくさんいらっしゃるとは思いますが、「4Kテレビ」は今のタイミングでは購入してはいけません。
なぜ購入してはいけないのか?
今回はその理由を紹介したいと思います。
4Kテレビとは?
理由をご紹介する前にまず「4Kテレビ」がどういったテレビかを少し説明します。
数字を表すときに1000の位を略して「K」と呼ぶことが増えました。
Kの語源は諸説あるのですが、一番わかりやすいのは重さの単位である「グラム」です。
1グラム・2グラム。。。と数えていくと思いますが、1000グラムになると「1Kg(キログラム)」になりますよね?
数字が1000まで行くとゼロを省略するために「K(キロ)」を使用します。
4KテレビのKはこれと同じ意味で4000という意味なのです。
では何が4000なのか?それはズバリ解像度になります。
4Kテレビは解像度が3840×2160のテレビの事を指します。
この3840×2160がどれぐらい凄いかというと、
DVD | 720×480 |
地上デジタル | 1440×1080 |
BSデジタル・一般的なブルーレイ | 1920×1080 |
4K | 3840×2160 |
この表を見ると4Kがどれだけ良い解像度かわかっていただけると思います。
4Kテレビとは4K解像度が表示できるテレビということです。
普段見ている地上デジタルでも結構綺麗に見えると思いますが、4Kではその数倍綺麗になるということです。
アナウンサーや女性芸能人は困っちゃいますね(笑)
なぜ「今」買ってはいけないのか?
今回のタイトルにもしている最大の理由です。
今現在地上デジタルは4K放送はしていません。
来年の2018中には4K放送を開始するというウワサが出ています。
「もう来年だし別に今買ってもいいんじゃない?」と思われますか?
実は今現在発売されている4Kテレビは実際に地上デジタルで放送される4K映像を受信するためのチューナーが搭載されていません。
もう一度言います。
現在販売されている4Kテレビを購入してもいずれ来る4K地上デジタル放送を受信できません。
よって今購入した場合は「4K映像が見れるモニター」を買うことになります。
家電量販店では説明してない場合が多い
少し前にも問題になったのですが、先述の通り今現在発売されている4Kテレビは将来的に放送される4K放送を受信することはできません。
しかしこの事実を家電量販店の店員はお客に伝えていない場合が多いのです。
半ば詐欺みたいな売り方になってしまっているのが現状のようです。
そりゃ4Kテレビを購入しようとしている人に「このテレビ買っても4K放送は見れませんよ」と言えば「じゃあいらない」となりかねませんからね。
総務省もこの問題は把握しており、主要な家電量販店に適切な説明をするようにと指導が入ったようです。
既に購入してしまった人へ
既に4Kテレビを購入してしまった方もいらっしゃると思います。
4Kが放送される時にまた買い換えないといけないのか。。。。と思っている方。
希望は捨ててはいけません。
地上デジタル放送に移行したときもそうでしたが、専用のチューナーが発売されていたのを覚えていますか?
要はチューナーを通すことによって対応していないTVでも地上デジタル放送を見ることができました。
それと同じように4K放送を受信することができるチューナーが別で発売されるのではないかと予想しています。
こんな方は購入してもよし
4K放送が見れないとはいえ、4Kの映像自体は映せるので全く使えないわけではありません。
以下にあてはまる人は購入してもよさそうです。
- 金に余裕がある
- パソコンなどを接続してモニターとしても使用する
- ビデオカメラやブルーレイレコーダが4K出力対応なので4K解像度で視聴したい
- PS4など高解像度でゲームをしたい
以上にあてはまる人は購入しても良いかと思います。
4K映像自体はかなり綺麗ですので、恩恵を受けることができる環境が整っているのであれば購入したほうが良いかもしれません。
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