【買ったばかり】VZ/HPを修理に出してみた

雑記


 前回新しくノートパソコンを買い替えたという記事を投稿しました。

その中で微妙ポイントとして挙げた【コイル鳴き】に関して、あまりにもひどい状況であったため、新品ではありますが修理に出してみることにしました。
どうせ出すならと、気になっていた部分も含めて調査をしてもらうことにしたので、修理の流れと結果を書いていきたいと思います。

懸念内容

今回修理に出して調査してもらう項目は以下の通りです。
前回のパソコン紹介記事に書いたものにプラスしています。

  • コイル鳴きがひどい
  • タッチパッドがペコペコする
  • 液晶に常時点灯ドットがある
  • S3スタンバイに移行できない
  • 休止状態から復帰時、稀にSSDを見失う

それぞれの症状を詳しく説明していきます。

コイル鳴きがひどい

 ※コイル鳴きに関しては、前回の記事を引用します。

このモデルすごーく残念なことにコイルなきが鬼です。

コイル鳴きは、その名の通り「コイル」という部品が震えて周囲などと共振することによりジジジであるとかキーなどの音がはっせいすることを言います。

このモデルそのコイル鳴きが非常にうるさいです。

よくある例としては電源部分から発生することが多いのですが、本モデルはキーボード中央部分から鳴っているためおそらく違うような気がします。

念のため確認してみると、SSDが装備されている付近から鳴っており、SSDに読み書きしている際に顕著に発生していることがわかりました。

Zoomなどで会議を行っていても音が入るみたいで、相手から「なんか雑音が聞こえる」といわれるぐらいうるさいです。

静かな部屋で作業される方やビデオ会議をする方は避けたほうがいいかもしれません。

実際に私のパソコンで発生しているコイル鳴きの音を録音しました↓↓

※イヤホン推奨

タッチパッドがペコペコする

 今では当たり前となったノートパソコンのタッチパッド。
昔はクリック、右クリック用のボタンがあったのですが、今では一体化されています。
また、操作方法も変化しており、タッチパッドをスマートフォンをタップするように操作することで、クリックと同じ操作を行うことが可能です。
この操作のおかげでいちいちタッチパッドを深く押し込まなくてもクリックすることができるので、スムーズに操作を行うことが可能です。
また、クリック音が発生しないため静かな場所でも操作が可能になる利点があります。

しかし私の個体では、タッチパッド部分が【ペコペコ】しており、タップしているにもかかわらず、クリックしたかのような音が鳴ってしまいます。
これではせっかくの利点が台無しであり、高額なPCであるにもかかわらず安さが際立ちます。

実際どのような状況かは以下からご確認ください。

液晶に常時点灯ドットがある【ドット抜け】

 液晶パネルは非常に高い技術をもってして作られています。
その繊細さからどうしても一部の不良品が出てしまいます。
それが俗にいう【ドット抜け】です。

 ドット抜けという名前ですが、主に二つの状態でこの言葉が使われます。
1つ目は言葉のまんまで点灯していないドットがあること。
2つ目は常に特定の色で点灯している状態のドットがあること。

私が遭遇したのは2つ目の【常に特定の色で点灯しているドットがある】です。
いままでパソコンやディスプレイ単体も含めてドット抜けに当たったことはなかったのですが、どうやら運が悪かったようです。

基本的にドット抜けは、1個や2個程度であれば仕様として処理されることが多いです。
しかしせっかく購入したパソコンにドット抜けがあるのはやっぱり嫌ですよね。
まぁフルHDであれば1920×1080=207万3600個のドットがあるわけですから、その中で一つや二つのドット抜けを気にすることは細かすぎるのかもしれませんが、やはり気になります。

S3スタンバイに移行できない

 ※S3スタンバイに関しては、前回の記事を引用します。

結構マニアックな点ではありますが、本モデルはS3スタンバイにすることができません。
その前にS3スタンバイとは何かというと、簡単に言えばスリープです。
みなさんスリープというとどのような状態を考えますか?
スリープは基本的にはCPUへの電力供給を停止し、メモリに状態を保存することで瞬時に復帰することが可能なことを言います。
※スリープと同じような機能で「休止状態」があります。休止状態は、メモリではなくSSDまたはHDDに状態を保存し、完全に電源を切っている状態を指します。

よくスリープにしたときは、電源ボタンが定期的に点滅したりします。あの状態です。
あの状態は専門的に言えばS3スタンバイという状態なのですが、本モデルはS3スタンバイができません。
厳密にいうとS3スタンバイに入ることはできますが、復帰ができません。
電源ボタンを押してもファンが回るだけでディスプレイは一向につきません。
なのでその状態になるといつも強瀬シャットダウンします。

公式にサポートしているかどうかがわからなかったのでメーカーに文句言えるかどうかはわかりませんが、S3スタンバイに入れないのは非常にきついです。

ちなみに最近のWindowsPCでは「コネクテッドスタンバイ」対応なので、スリープといえばS0スタンバイのことを指します。
S0スタンバイというのはスリープ状態でもネットワーク接続を維持できるいわば「寝たふり」状態です。
スマートフォンのスリープ状態が一番近いですかね。
かなり早い速度で復帰できるのが特徴ですが、これが個人的には全く合いません。
というのがS0スタンバイはほぼ電源が付いている状態なので、ファンが回るし電源ボタンは点灯したまんまだしかなり電池を消耗します。
なので個人的にはS3スタンバイ希望です。メーカーさんたのんます。

休止状態から復帰時SSDを見失う

 この症状は以前私が使用していたDynabook KIRA V63にもありました。
休止状態に入った後に再び電源を入れると、通常であればメーカーロゴの下あたりがグルグルして読み込みを始めます。
しかしたまにグルグルがいっこうに始まらず、メーカーロゴだけが表示された状態になるのです。
これは単純にSSDを見失っており読み込みを開始できないために起こっています。
しばらくすれば読み込みを始めるかと思いきや、やはり読み込むことはなく、電源ボタンを押してOFFにしなければどうにもなりません。

以前のV63ではWindowsUpdateのために再起動したところ、SSDを見失う症状が発生したり休止状態から復帰するときに見失ったりと散々でしたね。

ここら辺の制御はBIOSアップデートなどで治るものなのか、それともDynabookの構造上発生しているのかはわかりません。
よってこれも調べてもらうことにしました。

修理の流れ

 今回Dynabook Directで購入しましたが、お届けから8日以内に申し出を行わなければ強制的に修理対応となるようです。
正直今期は時間が取れないこともあり、届いてから事象を把握するまで時間がかかってしまったため8日を過ぎてしまい、修理対応となってしまいました。
ん~なんだかなーって感じです。

大まかな修理の流れは以下の通りです。

  1. Dynabook修理センターへ電話する
  2. 簡単に症状を伝える(がほぼ強制的に「見てみないとわからない」と言われ、製品を送るように言われる)
  3. 製品ピックアップの手配を行う(引き取りに来てほしい日と時間を伝える)
  4. 引き取りに来た配送業者(今回は日通)にパソコン本体とACアダプタを渡し、PC専用箱で梱包してもらう
    ※今回私はより検証をしやすいように、コイル鳴き時の音源を入れたUSBと症状を一通り書いたメモを同梱した
  5. あとは修理センターに到着するのを待つだけ
    ちなみに往復の送料は無料でした。

調査の結果

 製品を送付し修理センターへ着荷してしばらくしてから連絡がありました。
調査内容の結果を伝える電話でした。
内容はまぁ予想通りですよね。

  • コイル鳴きがひどい
    →D「同型機と比較しましたが、同じように音が発生しておりました。よって製品の仕様となります」
  • タッチパッドがペコペコする
    →D「同型機とry…
  • 液晶に常時点灯ドットがある
    →D「液晶ディスプレイは非常に繊細なパーツになります。完璧なものを作るには今の技術でも難しいため、こちらも仕様となります」
  • S3スタンバイに移行できない
    →D「事象を確認できませんでした」
  • 休止状態から復帰時、稀にSSDを見失う
    →D「事象をry…」

ほぼすべての事象に対して製品仕様、もしくは確認できませんでしたの一言で片づけられています。

S3スタンバイと休止状態から復帰時の事象については、こちらとしても再現する条件がわからなかった為、修理センターでも再現するかどうかは不明でした。
よってこの2点については特に気にしてはいないのですが、問題は前半3点です。

 まずコイル鳴きに関しては、わかりやすいように音源も同梱し、どのような状態で顕著に発生するかも書いたうえで調査してもらった中でこの結果はかなり残念ですね。
特に「同型機と比較して…」については「すべてのVシリーズはコイル鳴きがこの程度発生する」と捉えることができる返答でしたから、もし本当ならVシリーズ自体の設計が非常に悪いということになります。
実は修理センターへ送る前に、量販店に同型機を検証しに行っています。
その結果もちろん量販店にあるパソコンは、大きなコイル鳴きは発生していませんでした。
量販店ですから、周囲の環境音が大きく聞き取れなかったのではないかという疑問が生まれます。
しかし私は恥を忍んで耳を製品にぴったりと当てて聞いたぐらいですから、同じぐらいの音が発生していたらすぐに気づきます。
ビデオ会議中にコイル鳴きの音が入って、相手に気づかれるという事態あってはならないことだと思っています。
他社メーカーを引き合いに出しても、ここまでひどいコイル鳴きをしているメーカーは少ないですから、現在のDynabookに対しては非常に残念であります。

 次にタッチパッドペコペコ問題についても、修理センター側は「同型機とry…」と判断されていました。
これについても同型機で検証させていただきましたが、もちろんそんなことはなく、以前使っていたV63と同じようにしっかりとしたタッチパッドになっていました。
私の伝え方もよくなかったのかもしれませんが、こんだけペコペコしていたら検査の時点で弾かれると思いますが。。。
しかもタッチパッドは一から組み立てているわけではなく、ユニット化されたものを工場でアセンブリするだけですから、タッチパッドユニットの出荷前検査でも引っかからなかったのか非常に疑問です。
それともアセンブリの工程でガタついた?

 3点目である液晶のドット抜けは、なんだかんだ仕方ないかなとも思っています。
今までディスプレイやパソコンも複数台購入してきましたが、大体説明書などには保険文句のように「いくつかドット抜けが発生することがありますが、仕様です」と書かれているため、どこのメーカーでも一緒なのでしょうね。
しかし液晶技術で成長してきたSHARPのパネルですから、残念ではあります。
まぁ、場所的には気にならないところであったのが不幸中の幸いでしょう

最後に

 いろいろ書いてきましたが、ほとんど文句みたいになっちゃいましたね。
まぁ実際文句なのですが。。。(笑)
高額商品ですからやぱり完璧なものが欲しいのは皆さん同じではないでしょうか。
Dynabook側からすれば、たくさん作っているうちの製品の一つなのでしょうが、私からすればただ一つの商品であるわけですから、そこら辺の視点の違いというのもありますよね。

とりあえず修理センターで「問題なし」とされてしまっている以上このまま使い続けなければなりませんから、この辺にしときたいと思います。


雑記

Posted by K.A