残価設定型プランを選んではいけない4つの理由
どうもこんばんわ
数年前から爆発的に知られるようになった新しい車の買い方
「残価設定型プラン」
その名の通り、数年後の車の残価を設定して下取り価格を保証するというプランです。
よって、例えば300万の車を5年60回払いにした場合、5年後の残価が70万とすると残りの230万を割る60回で支払うので、300万まるまるローンを組んだ時より月々の負担は軽くなります。
残価は次の新車購入時の資金にしてもいいし、残価を支払って車をそのまま乗り続けるもよしと選択肢が増えた買い方となっています。
一見画期的で月々の負担も軽くなるので購入者に有利に働きそうなこのプランですが、そうは問屋が卸さないのです。
ということで残価設定型を選んではいけない理由を4つご紹介します。
上限走行距離が決まっている
車の下取り金額を大きく左右する要因の一つに走行距離があります。
簡単な話で走行距離が多ければ多いほど下取り金額が低くなります。
残価設定型では契約年数後の下取り金額をあらかじめ決めるので、あまりにも走行距離が多いと価値が下がってしまい、ディーラー側が損をすることになってしまいます。
そこで走行距離に上限を決めることによって価値を落とさない為の制約になります。
様々な会社のプランを拝見しましたがどこも月1000kmほどが多いようです。
月1000kmと言ってはいますが、実際は契約年数で距離が決まっていますので毎月1000km以内に収める必要はありません。
契約年数満了時に合計走行距離がオーバーしていなければ問題ありません。
万が一オーバーしてしまった場合は、その分の金額を支払えば大丈夫です。
※オーバー分にも上限がある場合があります。
しかし走行距離に上限があるので遠出する方や、通勤に自家用車を利用されている方は距離を超えてしまう可能性がありますのでお勧めできません。
何より走行距離を気にしながら乗るのって精神的に嫌ですよね?
よっておすすめしません。
事故時は追加で支払いが必要
残価設定型プランは契約年数満了時に車が購入時の状態と相違なければ契約時の残価が適用されます。
よって事故を起こしてしまって修理歴があると、その分車の価値は落ちますので、その分追加で支払いを行わなければなりません。
これは責任がこちら側にない停車時の追突事故なども対象になります。当て逃げされても同じです。
上手く修理したとしても、契約満了時にプロの査定師の方が見つけますので、変な悪あがきはしないことをオススメします。
一応各社免責金額が設定されており、修理金額が○○万以内の傷であれば追加料金は発生しない制度もあります。
が、何年も乗ると普通に乗っていても乗り降りで傷が付いたり、飛び石などでボディに傷が付いてしまいます。
免責金額があると言えどもほとんどの場合追加料金を支払わなければならないケースが多く、お勧めできません。
後からカスタマイズができない
基本的に契約年数満了時に車両の状態が【購入時の状態と相違ない】状態でなければならないということをお伝えしました。
よって後からエアロパーツを付けたり、塗装を変更したりすることも契約違反になります。
もしカスタマイズしたい方は、契約時にパーツを装着しなくてはなりません。
塗装に関しても社外塗装はできずメーカーが用意したカラーのみ、装着できるパーツはメーカー純正品のみになりますので自由度は低くなります。
カスタマイズをする予定の方はこのプランはお勧めできません。
新車購入時は同一メーカーでなければならない
残価設定型プランは、契約満了時に残価を下取り額として加えて新車を購入することができるとお伝えしました。
この制度を利用する場合は同一メーカーの車でなくてはなりません。
ということは契約満了時に購入したい車が他メーカーの場合は残念ながら乗り換えることはできません。
「車は走ればいい」というスタンスの方は何ら問題はありませんが、少しこだわりがある方はこちらのプランはお勧めできません。
最後に
残価設定型プランについて選んではいけない4つの理由をご紹介しました。
総合的にいうと金利が安い、月々の支払額が少ないというメリットの代わりに制約がたくさんあるというデメリットがあります。
メリットの割にデメリットが多すぎるため選んではいけないと紹介しました。
初心者の方が初めて購入する場合は必ずぶつけたり擦ったりするのでこのプランは選ばないほうが良いでしょう。
追加料金を払うことになり結果割高になります。
そういったリスクを承知でどうしても月々の支払いを少なくしたい方に関しては選択肢の中に入るのかなとは思います。
結局はディーラーから車をレンタルしているという形になりますので、銀行などでマイカーローンを組んで、一括で払ってしまったほうが変な制約もなく、自分の車になりますので個人的にはそちらをお勧めしたいです。
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