やってわかった家電アフィリエイトの難しさ
どうもこんばんは
私はこのブログ以外にも家電系のブログを運営しており、紹介した家電の広告を貼っています。
いわゆる「家電アフィリエイト」ですね。
一応2018年の2月から運営を開始して、来月で1年と4ヶ月になります。
家電は単価も高いですし、CVR(購入率)が低くても多少は行けるかなと思い始めましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
そこで今回は、実際に家電アフィリエイトサイトを運営してわかった難しさ6点を紹介します。
何を扱っていたのか
私が運営していたサイトは、黒物家電と呼ばれるAV機器を取り扱っていました。
AV機器と言っても怪しいものではなく、テレビやレコーダーなどの事です。
そろそろ4Kテレビも普及し始めるし、オリンピックもあるので一時的な買い替え需要と、ロングスパンの買い替え需要を狙えると思っていました。
しかし実際はそうではなかったのです。
大きな家電はネットでは買わない
家電を購入すると言えば皆さんどこを想像しますか?
もちろん家電量販店ですよね。家電量販店で品物をしっかり見て買う方がほとんどではないでしょうか。
最近ではAmazonや楽天を始めとするネットショップが普及しており、自宅に居ながら家電を購入できる時代になりました。
特に近くに家電量販店がない田舎では重宝されるのではないかと思ったのも家電アフィリエイトを始めた動機です。
しかし実際フタを開けてみれば、ほとんど成果は発生しません。
アクセス数自体はそこまで悪くなく、月3万PVは安定してありました。
そこでなぜ成果が発生しないのかを分析したところ、一つの解に至ったのです。
「大きな家電はネットで買わない」
確かに自宅にいながらネットショップで家電を購入することが出来ますが、それは電子レンジやドライヤー、扇風機などの「小物家電」に限った話であると分かったのです。
大きな家電はサイズが大きいだけでなく、価格自体も高価であることが多くネットで簡単に購入するユーザーはほとんどいなかったのです。
対面の信頼感は強い
世の中のほとんどの人は家電について詳しくないでしょう。
だからこそ、「家電量販店の店員さんにあれこれ教えてもらいながら買う家電を決める」という方も多いはずです。
やはり素人がパソコンで調べることが出来る情報には限界があります。
そうなってくると家電量販店の店員さんと対面で相談するのは非常に信頼感があります。
昔から商売がそうであったように、人と人とが顔を合わせるのは安心ですね。
値引き交渉ができない
ネットショッピングの良いところは、リアル店舗と比べて価格設定が比較的安い点です。
お店を持たずに販売が可能な為、人件費や店舗の維持費が必要ない分商品に還元することが可能だからです。
その代わり店員さんはいませんので、サイトに表示された価格で購入しなければなりません。
さらに店員さんがいない為値引き交渉ができません。
と言ってもリアル店舗で値引き交渉を行ったとしても、ネットショップの最安値よりは高いことが多く、値引きする意味がありませんでした。
しかし、近年リアル店舗を構える家電量販店も、店頭で現金値引を積極的に行っています。
お店によっては価格コムよりも安く販売するお店も出てきたことから、「価格が同じならリアル店舗で買う方がメリットがある」とお客さんが戻る傾向にあります。
保証やアフターサービスが充実していない
ネットショップはまだまだ保証が充実していないことが多いです。
黒物家電はほとんど単価が高く、長く使用するものです。
普通は高価な家電が1年そこらで壊れてしまっては困りますよね?
そこで1年以上保証してくれる延長保証に加入する方が多いかと思います。ですがネット販売の場合はまだまだ保証サービスが充実していません。
充実した保証サービスに加入しようと思えば、家電量販店で購入することが一番の方法です。
また、故障した場合のアフターサービスに不安を抱く方も多いのが現実です。
「たとえ保証期間内に壊れたとしても、ネットショップはちゃんと保証対応してくれるのだろうか?」
「修理を依頼できたとしても、家電を発送しなければならず、手間がかかり過ぎる」
といった意見がまだまだ多く、保証制度も含めて「大型家電は家電量販店で購入する」という流れが根強いようです。
検索では価格コムや家電量販店公式サイトが強い
例えばテレビを購入しようと考えた時に、ある程度をネットで調べたり、下調べを家電量販店で行いますよね?
そして目星をつけた商品の型番を控えてネットでさらに深く調べるケースが多いと思います。
その際に、型番で家電を検索すると必ず上位に来るのが「価格コム」や「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」「エディオン」「ヤマダ電機」等の大手家電量販店の公式サイトです。
これらのサイトはアクセス数もマンモス級、知名度も高いこともあり、検索ではほぼ上位を占めます。
そんな中に個人のサイトが検索上位に食い込むのは至難の業です。
以下の画像は、あるテレビを型番検索した際の検索結果です。
家電量販店のサイトやメディア系のサイトの検索結果で埋め尽くされています。
レビュー系記事であれば、ある程度差別化できたのかもしれませんが、大型家電を頻繁に購入する資金力などありません。
なおかつレビュー記事については、ガジェット系メディアが積極的に公開しており、現物を交えた濃厚なレビューに勝てるはずがありませんでした。
誤算 Amazonは紹介料が最大1000円
ネット通販の黒船ともいわれるAmazon
もちろんアフィリエイトも行っており、売れた商品のジャンルによっていくらか紹介者に報酬が入ります。
ネットで購入する層は、Amazonで購入する方が多くそれなりの広告も貼っていました。
もちろんちょこちょこ成果は出ていたのですが、Amazonの落とし穴がありました。
Amazonの紹介料制度は、先ほども記載した通りジャンルによってパーセンテージが変動します。
黒物家電は商品価格の2%程度の報酬がもらえます。
しかし、Amazonにはこういった記載があります。
紹介料上限(*1) 1商品1個の売上につき1000円(消費税別)
そうです。どれだけ高い商品が売れても最大1000円の報酬までしか入らないのです。
よって20万円のテレビを売り上げると、本来であれば2%で4000円の報酬が発生しますが、上限により1000円までしか計上されません。
数が出ない家電アフィリエイトでこれは非常に痛かったです。
私には難易度が高すぎた
以上紹介した理由により、家電アフィリエイトは難しいと感じました。
もう少しマーケティング力やブログの運営手腕があればいいところまで行ったのかもしれません。
しかし今の私では家電アフィリエイトは難易度が高かったようです。
ということで別のジャンルに挑戦しようかと考えています。
ネットの良いところは様々なジャンルでサイトを立ち上げることが出来る点です。
下手な鉄砲かずうちゃ当たる理論で挑戦していきたいと思います。
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