なぜ電子マネーが普及しないのか
昨今スマートフォンの普及と共に電子マネーが急速に普及してきましたよね。
電子マネーと言えば今や戦国時代で、様々な支払方法が増えています。
テレビでもCMで~payなんて言ってますよね。
ガラケーの頃はEdyやIDなどがほとんどでしたが時代は変わりましたね。
とはいえまだまだ現金派が非常に多いみたいで、コンビニなどでもまだまだ現金払いをしている人が多いです。
そこで今回は、なぜ電子マネーがいまいち普及しないのかを勝手に分析してみたいと思います。
入金の手間がかかる
電子マネーは基本的に2つの種類に分けることができます。
プリペイドタイプと即時引き落としタイプです。
プリペイドタイプは、その名の通り事前に使用できるお金をチャージするタイプとなります。
昔プリペイド携帯なるものが非常に多く販売されていました。あの携帯も事前に通話料を先払いすることで利用することができたんですよね。
電子マネーも同じで、使う前に事前に使うことのできる金額をチャージして使用します。実際に電子マネーで決済するときは、チャージされた金額以上は使うことができません。
交通系ICやEdyなんかがそれに該当します。
もう一つ即時引き落としタイプです。
即時引き落としはその名の通り、決裁した瞬間に紐づけられた銀行口座などからお金が引き落とされるタイプです。
同じようなサービスでデビットカードがありますが、要はそれと同じサービスです。
即時引き落としたいタイプは「ID」で選択することができますね。
そして今回問題と考えているのはプリペイド式です。
プリペイド式は事前にチャージしなければ使えませんし、チャージされた金額しか使えません。
要は使うまでにチャージという手間が発生するのです。サービスの中には、チャージ金額が不足してきたら自動的にクレジットカードなどからチャージして、不足が発生しないようにできるものもありますが、全員がその設定しているわけではありません。
なので電子マネーデビューしたのはいいが、結局チャージするのを忘れてその場は現金で支払い、その後も結局チャージするのを忘れて現金で支払ってしまうという悪循環が発生してしまうのです。
さらに使い勝手を悪くしているのが、チャージ金額上限です。これはチャージすることができる金額の上限が決まっているということで、例えば楽天Edyであれば、チャージ上限は5万円なのに対し、一回でチャージできる上限は2万5千円までとなっています。
なので所持上限までチャージしようとすると、2回チャージ操作を行わなけれななりません。
これって結構手間じゃないですか?
少額の決済がほとんど
電子マネーはチャージしておける上限金額が決められています。
なので大きな買い物には使用することができません。
「じゃあ上限までお金入れておけばいいんじゃね?」って思うかもしれませんが、電子マネーを使う人の大半は多くの金額をチャージしていません。
やはり心のどこかで使えなくなった時のことや、スマホなど端末を無くしたときの事を考えているからではないかと勝手に思っています。
また、一時的に多くの金額をチャージしておいても、一度高い買い物をすると再度チャージをしなければならず、先ほどと同じような手間が発生してしまいかねません。
大きな買い物のときは現金を使用するかクレジットカードがほとんどの為、なかなか電子マネーを使うことはないですよね。
結局保守的な人が多い問題
日本人に多いんですけど、新しい技術を警戒する傾向がありますよね。
特に電子マネーは、ちょくちょくニュースで盗まれただのシステムトラブルで使えなかっただのネガティブな情報が入ってくることがあります。
そういう情報が入ってくると、日本人は「やっぱり現金だな」っていう結論に至ってしまって、結局電子マネーを警戒する人が増えて普及しないという悪循環が発生しがちです。
新しい技術ってどうしてもトラブルがつきものです。
しかしそこを我慢して積極的に使用していくことで、自然と世間に広がると思っています。
最終的には人の問題!?
なんか結局最終的にヒトの問題になってしまった感が否めませんが、やはりお国柄とかその国民性とかが影響するんだなと思います。
電子マネーが広く普及して、老若男女に使用されるまでにはまだまだ時間がかかりそうですね。
一応私はEdyとメルペイを使用しているので、電子マネー推進派です。
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