GoogleMapがポンコツに ゼンリンとの契約解除が原因か
どうもこんばんわ
スマートフォンを使っている人は一度ぐらい地図アプリを使ったことがあるのではないでしょうか。
地図アプリにはいろいろありますが、とくに有名なアプリはGoogle社が提供する「GoogleMap」です。
ナビゲーション機能も優秀で車のナビとしても使用している方も多いかと思います。
狭い道を案内するのがたまに傷ですが(笑)
そんな「GoogleMap」がこのほどアップデートを行いました。
しかしそのアップデートによってかなり使いにくくなってしまいました。
なぜそこまで使いにくくなってしまったのか。
「ゼンリン」との契約解除?
今回のアップデートで一番ニュースになっているのは地図作成会社「ゼンリン」との契約解除です。
株式会社ゼンリンは、地図情報の調査・制作・販売を行う日本の企業。日本国内で4社存在するデジタル地図調製業者のうちの1社で[1]、地図情報会社として日本国内最大手。自社で調査した情報を基に住宅地図やGISなどを制作・販売するほか、Bingマップなどのデジタル地図やカーナビゲーションなどの他社サービスに対して地図情報を提供している。ゼンリンは田舎の細い道や施設情報などが常に新しいものへ更新されています。
引用元:ゼンリン – wikipedia
GoogleMapはゼンリンと2005年から協業を行ってきましたが、この度のGoogleMapのアップデートで「ゼンリン」のクレジット表記がなくなっています。
これが何を意味するのかというと、ゼンリンとの契約解除ということです。
Google Mapは国内最大手のゼンリンと契約があったからこそ詳細な地図情報や最新の施設情報を提供できていました。
そのゼンリンとの契約が解除となりデータ連携がなくなってしまったため、急に施設情報が古くなったり、今まで見れていた道が急に消えていたり事態となっているのです。
酷い場所ではバス停がなくなったりと実生活に大きく影響を与えるケースも発生しています。
GoogleMapには私たちの情報が使われている
いままでは国内最大手の地図情報作成会社のゼンリンとの連携により細かな道路の掲載などが可能になっていました。
しかしそのデータ連携がなくなった今Googleはどうやって道路情報を得るのでしょうか?
実はGoogleの地図情報の作成には私たちの位置情報が使われています。
例えば所有しているスマートフォンの位置情報をONにした状態で車を走らせるとします。
車がGoogleの知らない道を走行するとそのデータがGoogleに送信され、蓄積されます。
その道をある程度他のユーザーも走行していることを検知すると、GoogleMap側は「その道は走れる道」と認識してその道をGoogleMapに登録します。
こうすることでGoogleは一部の新しい道を検知しています。
その弊害はもちろんあり、コンビニの駐車場を通り抜けに使用する「コンビニワープ」が問題になっていますが、複数のユーザーが頻繁にコンビニワープを行うことで、Googleはコンビニの駐車場を車が走行することが出来る道として認識してしまい、GoogleMapに「道路」として登録してしまうのです。
道路として登録されるとGoogleMapのナビゲーションシステムでも利用されてしまい、当のコンビニは迷惑をこうむってしまいます。
今まではゼンリンのデータがあったため、細い道路はありましたが「ありえない道路」はなんだかんだで少なかったのですが、データ連携がなくなってしまい今まで蓄積されていたGoogleMapのデータを使用せざるを得ない状況になってしまったため、「ありえない道路」が急増したのではないかと考えます。
細い道や林道が消滅
今回のアップデートでは細い道や林道なども軒並み消滅してしまっています。
先ほどの説明のように、ゼンリンのデータがない状況では私たちの情報が使用されて地図が形成されています。
よって人がほとんど走行しない道などはGoogleMap側は検知できない為、データがありません。
田舎の細い道などは現地のおじいちゃんやおばあちゃんが軽トラで通ったりするのでしょうが、スマホを持っていないと意味ありません。
人がほとんど走行しないような細い道や林道はゼンリンのデータを使用していたため、今回の契約解除で急に消滅してしまったというわけです。
田舎に行く際にはこういった林道や農道は頻繁に出現し、目的地に行くために使うシーンも多く、消えてしまったのは残念です。
現段階ではGoogleMapの使用は見合わせるべきか
以上のような状況でGoogleMapは中々使い辛いアプリになってしまいました。
早速今回のアップデートを受けて、Yahooの地図へ移動するユーザーも結構いるようです。
さすがの世界的IT企業のGoogleでも、日本の地図となると地図情報では全く国内企業に太刀打ちできないということが判明しました。
いままでGoogleMapが便利な地図アプリとして認知されていたのは、ゼンリンの協力によるものであるということですね。
自社データのみで運用している現在のGoogleMapは地図情報に多数の不正確な情報が混ざっているため、当面は使用を控え、他の地図アプリを使用したほうが良いかもしれません。
それか街中での道路情報はある程度使えるかもしれませんので、そこらへんはそれぞれが見極めて使用することになりそうです、
GoogleMap自体は私も何回か使用したことがあり、その便利さは把握しているので、どうにか改善されることを願います。
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