高速道路を運転中に使える眠気覚まし方法

雑記


みなさんは車を運転している時。特に高速道路で運転している際に「眠気」を感じたことはありませんか?
高速道路での眠気はとても危なく、一瞬寝てしまっただけでも大事故につながりかねません。

旅行中であればテンションが下がるだけではなく、生きていないかもしれません。
自分だけならまだ良いのですが、他車を巻き込んでしまった場合もう目も当てられません。

そこで今回は仕事で1年で高速道路を数万キロ走る私の経験を基に運転中に来る眠気に有効な対策を3つご紹介します。

運転中に眠気はなぜ来る?

対策を説明する前に、車を運転していてなぜ眠気が来るのか。
眠気が来る原因には大きく分けて3つあります。

  • 過労や睡眠不足による眠気
  • 単調な景色や運転を長時間している際に起こる眠気
  • 食後に来る眠気

過労や睡眠不足による眠気

これは簡単な原因です。
単純に疲れている状態での運転や睡眠不足が続いたことによって引き起こされる眠気です。
睡眠不足の状態で日中を過ごすと、足らない睡眠時間を補おうとするために眠たくなってしまいます。
また、日頃の疲れが睡眠で採れていない過労の状態になると、自然に体を休ませようと眠気を引き起こします。
一番顕著な例が観光バスでの事故です。
必ず1年に数件は発生する観光バスの事故ですが、ほとんどが高速道路で発生しています。
また、原因を調べてみると「過労による居眠り運転」が頻繁に登場しています。

単調な景色や長時間運転による眠気

これは高速道路を走行している際によく起きる眠気です。
高速道路は周りを壁に囲まれていることが多く、景色の変化が少なく一定速度で走るため単調になりがちです。
また、走行車線と追い越し車線を分ける破線が一定のリズムで過ぎ去っていきます。
人間はそういった一定のリズムで過ぎていく線や単調な景色を見ると次第に眠たくなってしまいます。

これは電車に乗っている時にも同じことが言えます。
電車が走行しているときは、線路内の一定の継ぎ目で振動が伝わってきます。
一定のリズムで流れる線や振動が来ることで、自律神経が落ち着き(リラックス)、精神が安定することで眠気を引き起こします。

食後に来る眠気

旅行中や仕事でもご飯を食べた後にすぐに運転することはよくあるシチュエーションだと思います。
高速道路であれば、SAに寄って食事を摂ることも少なくないと思います。

食事を摂ると血液中の血糖値が上がります。
この血糖値を下げる為に体内の臓器が仕事をするわけですが、この働きによって眠気が引き起こされてしまいます。
体内で起こる事象の為、睡眠時間を確保などでは対策することが出来ないのが厄介な点です。

複合する場合も

これらの眠気は原因が複合することも多々あります。
疲れている状態で高速道路に乗ると、過労による眠気とリラックス効果による眠気の複合で強烈な眠気が襲ってきます。

一番最悪なケースは、仕事で疲れが溜まっている状態で途中のSAで食事をとり、食後すぐに高速道路を走るケースです。
全ての原因が複合して眠気が非常に起きやすくなる状態で、いつ眠気で意識を失ってもおかしくありません。
さらに車内が暖かい状態であるとさらに危なくなります。

 

眠気対策2つ

紹介する前に、ご自身がありえないぐらいの過労等で「何やっても寝ちゃう」状態の人は、紹介する方法を試しても意味がありませんのでまず寝てください(笑)

眠気が引き起こされる理由が分かったところで、眠気を抑える2つの方法を紹介します。
他のサイトでは8個とか10個とか紹介しているところもありますが、私は自分で効力があると思った厳選2つを紹介します。

  • 堅いお菓子を食べる(カフェイン入りドリンクと)
  • 早めにSA・PAで仮眠をとる

以上が個人的眠気を抑える2つの方法です。詳しく説明していきます。

堅いお菓子を食べる

よく眠気が襲ってきたら「ブラックガムを食べる」という方法を採用している方も多いのではないでしょうか?
しかしここで私はガムではなく「堅いお菓子」を食べることを提案します。
なぜガムではないかというと、ブラックガムなどの「辛いガム」は食べ始めだけ辛く、その後は柔らかくなって辛さも無くなってしまいます。
さらに個人的な話をすると、ガムに含まれる人工甘味料(アスパムテールやソルビトール)、キシリトール成分と私の体の相性が悪く、すぐお腹が緩くなってしまいます。
お腹が緩くなることで結果的に目は覚めますが、次のPA・SAまで便意に耐えるデンジャラスドライブをしなければならないので、私と同じようにお腹が緩くなりやすい方は「固いお菓子」をお勧めします。

ここで登場する「固いお菓子」は口の中で「バリッボリッ」と食べることが出来るお菓子です。
それは煎餅でもいいですし、プリッツやトッポ、ステラおばさんのクッキーでもOKです。
大事なのは「脳」に衝撃を与えるということです。

衝撃を与えることでリラックスしていた神経が起きて、眠気を覚ますことが出来ます。
眠気を覚ましてとりあえず近くのSA・PAまでの一時しのぎにも効果を発揮します。
さらにエナジードリンクやコーヒーを併飲するとなお効果が上がります。
コーヒーなどに含まれるカフェインは摂取後一時間前後で効果を発揮すると言われています。
固いお菓子でとりあえず眠気を覚ましておけば、次第にカフェインが効いてきて長時間覚醒することが出来ます。

この方法を実践する上で注意したいのが「食べ過ぎ」です。
お菓子っておいしくてついつい食べ過ぎてしまいますよね。

しかし食べ過ぎてしまうと「食後に来る眠気」と同じものがやってきてしまい、本末転倒になってしまいますのでくれぐれも食べ過ぎには注意してください。

早めにSA・PAで仮眠を摂る

「眠気が来たら次のSA・PAで仮眠を摂りましょう」なんていうフレーズがSA・PAでトイレに行くと大体張り紙や館内放送から聞こえてきます。
仮眠を摂るというのは至極当たり前のように思われますが、ここでは「早めに」というワードが一つポイントになります。

早めに仮眠を摂ることで次のSA・PAまで、居眠り手前の危険な状態での走行を防ぐことが出来ます。
しかし眠気って急に来ますからタイミングが採り辛いですよね。
中には、ほんの少しの眠気でであればそのまま走り続けてしまう方も多いのではないでしょうか?

しかしそこは心を鬼に!!して「早めに」仮眠を摂ってください。
単純に目安を作るのもOKです。
例えば「一回コクッとすれば止まる」等です。
一回であればまだ頭を奮い起こしてもうしばらく走行することが可能なので、その間に近くのSA・PAに止まり仮眠を摂りましょう。

ちなみに仮眠を摂るには15分がおすすめです。
それ以下だと仮眠の意味が無く、走り出してもすぐにまた眠たくなってしまい、15分以上になると仮眠を超えて本格的な睡眠に突入してしまいます。
本格的な睡眠に突入しても目覚まし時計等で強制的に起きることは可能ですが、本格的な睡眠に突入した状態で起きると体が非常にだるくなり、とても運転し辛くなりますのでやめましょう。

 

まとめ

年間数万キロ高速道路を走る私の経験を基に運転中の眠気対策2つを紹介してきました。
それぞれの対策でなぜ眠気が覚めるのかを詳しく説明しましたが、いちいち覚える必要はありませんので、眠気が来たら

  • 固いお菓子を食べる(カフェイン入りドリンクと併飲するとなお良し)
  • 早めにPA・SAで15分を目安に仮眠を摂る

この二つを覚えていただけると幸いです。
個人差はあれど基本的には脳の仕組みや人間の構造を利用した対策ですので、どの方にも通用すると思いますので、ぜひ実践して見てください。