PCパーツの選び方~グラフィックボード編~

2017/9/19自作PC

どうもこんばんわ

シリーズでお送りしているPCパーツの選び方、今回は「グラフィックボード編」となります。

その他にグラフィックカード、VGAなどと呼ぶことも多いですね。

ゲームをする方にとっては一番肝となるパーツになります。

このパーツの性能が良くないとゲームがまともにできず、ストレスが溜まってしまいます。

よってゲーミングPCを作成する方はやはりこのパーツにお金をかけています。

ちなみにグラフィックカードよりグラフィックボードのほうが強そうに思えますが、ただの呼称の違いであり、全く関係ありません。

※注意点:CPU内臓のグラフィック機能を使用予定の方はこの記事を飛ばしてください。

選択基準

今現在グラフィックボードを発売しているメーカーはたくさんありますが、ほとんどのメーカーが心臓部となるGPUチップの供給を受け、それを自社開発のボードに搭載しての発売になります。

そして心臓部となるGPUを供給しているのは現状2社だけであり「NVIDIA」と「AMD」になります。

この2社は直接グラフィックボードを発売することはなく、大抵はチップの供給を受けたASUSやGIGABYTEなどのパーツメーカーが発売している物を購入することになります。

 

NVIDIA or AMD

この2社は昔からGPUチップを開発しており、それぞれに特色があります。

シリーズ別に名前が付いておりそれぞれ

NVIDIAは「GeFroce」と「Quadro」の2種類

AMDは「Radeon」と「FirePro」の2種類

二社の差は今でこそ小さくなりましたが、埋まったわけではありません。

それぞれの特色を簡単に紹介します。

・GeForce・・・ゲームに強い(ゲーム開発メーカーは多くがGeFroceを使用してテストをしている為)

・Quadro・・・OpenGL処理に強い(CADや画像編集、動画編集など)がワークステーション向けの為価格が高い

・Radeon・・・映像描画に長けている。絵の発色が良い。GeForceほどではないがゲームが得意

・FirePro・・・Quadroと同じでOpenGL処理に強い(CADや画像編集、動画編集など)がワークステーション向けの為価格が高い。しかしQuadroよりはコストパフォーマンスが良い。

以上特色を紹介しました。使用用途別に分けると以下になります。

・ゲームをする・・・GeForce一点、ただHマザー以下で2枚搭載したい場合は、要求レーンの関係でRadeonになる。

・動画編集・・・QuadroかFireProになるが、コストパフォーマンスを重視するならFireProになる。しかしワークステーション向けのデスクトップPCにはQuadroが搭載されていることが多い。

 

チップバージョン

どのシリーズのGPUを使用するかが決まったら次はチップのバージョンを選んでいきます。

バージョンとは簡単に言うとそれぞれのチップの強さと考えて頂ければと思います。

NVIDIAのGeFroceシリーズAMDのRadeonを例として説明します。

現在のGeForceシリーズは数字の前のアルファベットとその後に付く数字でそれぞれ性能分けがされています。

下記画像を見てください。赤で囲った部分に「搭載チップ:NVIDIA/GeForceGTX1060」と表記があります。

これはGTXシリーズの1060というチップを使用していますよ~っていうことです。

GeForceではGTシリーズとGTXシリーズがありますが、GTXシリーズは比較的ゲーム向けのミドルからハイエンドに属します。

対してGTシリーズはスタンダードなチップで、オンボードは嫌だけど。。。って方が購入する感じです。

※GTシリーズでも軽いゲームなら動きます。

そして数字ですが、上記の1060の中で前半の10の部分がチップの世代バージョンで、後半の2桁が性能を表しています。

よって1050<1060<1070<1080という順番で性能が良いです。

1世代前ですと950<960<970<980です。

AMDではつい最近命名規則が変わり、RX〇〇〇といった名前になっております。

現在発売されている商品でいえばRX460<470<480といったように数字が大きくなれば性能が上がります。

 

搭載メモリ容量

以前メモリについても選び方を紹介しました。

メモリは作業をするために一時的に情報を保存する場所であると説明しましたが、グラフィックボードにも同じ機能を果たすメモリが搭載されています。

グラフィックボードは画面を描画するために一時的にメモリに情報を保存しておくのですが、ゲームをする場合はメモリ容量が重要になってきます。

グラフィックの重たい3DやVRなどはものすごい量のデータ量を必要とします。それらを描画する為にはメモリ容量が大きくないと処理が追いつかず、カクカクした画面や、明らかにおかしい画面が描画されてしまいます。

ではどこでメモリ容量を見るのでしょうか?

下記画像の赤で囲った部分をご覧ください。

「メモリ:GDDR5/6GB」と書かれていますよね?

※GDDR5の部分は初心者の間はそういうメモリがあるんだと思っておいてください。

「6GB」と書かれていますよね?

これが、このグラフィックボードに搭載されているメモリ容量になります。

ゲームをするなら4GB以上をお勧めします。

 

映像出力端子

グラフィックボードには必ず映像出力端子が付いています。

下の画像の赤で囲った部分を見ていただくとわかるのですが、このグラフィックボードがどの映像出力端子を何個備えているかを確認することができます。

 

マルチモニター環境を構築しようと思っている方は特に注意しなければなりません。

商品によってはHDMIが2つでDP(ディスプレイポート)が4つ付いているような特殊な商品もあります。

DPはあまり普及しておらず、モニターによっては端子を備えていない物もありますので自分のモニターが対応している映像端子を確認しましょう。

 

 

まとめ

冒頭でも説明しましたがグラフィックボードはゲームをする方にとっては肝となるパーツとなります。

また、商品バリエーションも豊富になってきておりどれを選べばいいかわからないという方は多いと思います。

自分がしたいゲームの推奨スペックを確認して、同等かそれ以上を選択するようにしましょう。

しかしグラフィックボードは一つ性能が上がると数万円は価格が上がるので予算との兼ね合いも難しいところです。

ゲームはしないけどマルチディスプレイの為に購入したいという方もいらっしゃると思います。

十分に調べて購入した後に「みすったぁぁぁ!!」ってなことにならないようにしてくださいね!!

 

オマケ

恒例のオマケコーナーです。

振り返ればゲーミング向けのことばかり書いていた気がしますが、クリエイター向けのQuadroやFireProについても少し書いておきます。

QuadroとFireProが映像編集や画像編集などクリエイター向けということは書きましたが、本当に必要なのか?ということです。

上記二つのチップはOpneGLを使用した場合に十分な性能を発揮します。

それこそCADソフトを使用していれば十分な性能を発揮してくれるかもしれません。

しかしAdobe Premiere Proのような動画編集ソフトはOpenGLは使用していませんのでQuadroやFireProを搭載してもあまり意味がありません。

GeFroceやRadeonを使用しても大差ありませんのでOpenGLを使用しないソフトで編集をされる場合はコストパフォーマンス的にもQuadroやFireProはお勧めしません。

少し大変ではありますが、QuadroやFireProの購入を考えている方は、使用予定のソフトがOpenGLに対応しているかどうかを確認してください。