PCパーツの選び方~電源編~

2017/9/24自作PC

どうもこんばんわ

シリーズでお送りしている「PCパーツの選び方」今回は「電源編」となります。

PCパーツにはCPUやマザーボード、メモリなどたくさんのパーツがあります。これらは電源の供給を受けて動くものですがその電気を供給する電源の品質が悪いとパーツを破損させたり、寿命を短くする原因となります。

それ故に電源はPCパーツの中でも最重要パーツと呼んでも過言ではありません。

また、電源はCPUやマザーボードなどと違って長く使い続けることができるパーツになるので、割と金額を掛けて良いものを買うことをオススメします。保証も長期間ある物を選ぶとなお良いでしょう。

選択基準

供給可能電力

電源で一番重視するのはもちろん供給可能電力です。

自分が考えた構成に必要な電力よりも余裕のある電力を供給できる商品を選びましょう。

ですがパーツそれぞれがどのぐらい電力を必要としているのか?全体の必要電力はどのくらいか?

初心者のうちはわかりませんよね?

そんな時に助かるのが電源容量 皮算用 計算機です。

このサイトはある程度パーツの構成を入力することでおおよその必要電力を計算してくれます。

入力する項目は実際に見て頂ければわかると思います。

計算して出た電力よりも少し多めに見積もって電源を選ぶと良いでしょう。

ある程度の電力がわかったところで電源の選定です。

知っておいて頂きたいのが、商品のパッケージや性能表にある電力は「基本的」に「安定して常時供給することができる」電力です。

「基本的」にと断っておいたのは安い商品や粗悪な商品は「一時的に供給可能な最大電力」を表示していることがあります。

もちろん一時的に供給可能な最大電力ですので、常時安定して供給することができる電力ではありません。

これを見分けて購入しなければ最悪他のパーツを巻き込んで電源が壊れてしまいます。

ではどうやって見分けるのでしょうか?

商品のパッケージやメーカーホームページを見た時に「定格出力」と書かれている部分があるはずです。

そこに書かれている電力がその商品の常時供給することができる電力になります。

対して一時的に供給することができる電力の場合は「最大電力」というような言葉で書かれているはずです。

 

ケーブル方式

電源から出ているケーブルは大きくSATA電源・ATX電源・EPS電源・4pinペリフェラル・PCI-E電源の5種類です。

それらが電源から延びているわけですが、構成によっては使わないケーブルも出てきます。

取り回しや整理の観点から後述するセミプラグイン方式かフルプラグイン方式をお勧めします。

直付け方式

電源から延びているケーブルがすべてむき出しの状態の方式です。

安価な電源に多い方式ですが使用しないケーブルの取り回しが難しかったり、ケースによっては邪魔にしかならない場合もあります。

またキレイに整理しなければエアフローも悪くなってしまいます。

セミプラグイン方式

この方式はケーブルの一部が着脱可能で一部が直付けになっている方式です。

直付けになっているケーブルは必ず使用するであろうATX電源とEPS電源が多いので、実質フルプラグイン方式と差はありません。

フルプラグイン方式

全てのケーブルが着脱可能になっている方式です。

ハイエンド電源はケーブルの量が多いのでこの方式になっていることが多いです。

 

レーン構成

他のパーツにもレーンという言葉が出てきますが、電源もレーンの概念があります。

レーンの概念があるのはCPUやPCI-Eで使用する+12Vです。レーンはシングルレーン構成とマルチレーン構成があります。

シングルレーン

シングルレーンは+12Vを1系統で供給します。

下記の画像を見てください

by Colsair HX850i

+12Vの部分を見ていただくと欄が一つしかなく、70.8Aと書かれています。

これがシングルレーンで、+12Vを使用するパーツはすべてこの1系統で電力供給が行われるということです。

1系統で供給するので多くの消費電力を使用するパーツを接続するのに適しています。
大きな電力を消費するグラフィックボードを搭載する場合はシングルレーン構成を選択してください。

マルチレーン

マルチレーンは+12Vが複数系統で供給されます。

下記の画像をみてください。

by Colsair HX850i

同じく+12Vをご覧いただくと7つの欄がありますよね?これは7系統の構成ということです。

MAX Loadと書かれているのは最大電流です。1系統で40Aまでの電流に対応していますよーということです。

ですが1系統で40A近く使用した場合、その他の系統は必然的に使用できる電流が低くなります。

というように1系統当たりの最大電流がシングルレーンよりも低い為に消費電力が高いCPUやGPUをつなぐと電力不足になる可能性があります。

マルチレーンのメリットとしては複数系統ありますので系統を別にしてパーツを接続しておくと、あるパーツの消費電力が急に上がっても系統が分かれているので他のパーツには安定して電力を供給することができます。

とはいっても実際のところシングルレーンの場合でも消費電力の変化による他のパーツへの影響はほぼありませんので実質シングルレーンにするメリットはあまりありません。

 

80PLUS認証

電源はコンセントから供給される交流を直流に変換して各パーツに供給します。

交流は1秒間に西日本なら60回、東日本なら50回-141Vから+141Vを行ったり来たりしています。ですがコンセントからは100Vが供給されますよね?あれは実行電圧と呼ばれています。

電気の話になると難しくなるととりあえずそんなもんだと思ってください。

そして交流ではPCは動きませんのでいつの時間も電圧が一定な直流に変換してくれるということです。

そして直流に変換する際にどうしても熱などによる「変換ロス」が発生してしまいます。

定格出力をどのくらいロスを抑えて変換することができるかという指標が80PLUS認証になります。

現在80PLUS認証は

Standard<Bronze<Silver<Gold<Platinum<Titanium

の順で高効率となります。

もちろん高効率な電源を使用すれば変換ロスが低くなりますので消費電力は低くなり電気代が安くなります。

ただTitanium認証の電源はそれなりに価格が高いので自分が必要かどうかを考えて購入をお願いします。

 

 

まとめ

PCパーツの中でも最重要な電源ですが、今までの説明を総合すると余裕のある電力でシングルレーン構成のセミプラグイン方式以上をお勧めします。

また、繰り返しになりますが自分の構成に必要な電力よりも少し多めの電力を供給できる電源を購入してください。

ギリギリですと構成を変更したときに容量が足りなくなってしまう可能性があります。

 

 

オマケ

さてさて恒例のオマケコーナーです。

恐らく調べていくとわかるかとは思いますが絶対にお勧めできない電源があります。

それは「動物電源」と呼ばれている恵安の「BULL MAXシリーズ」と「GORI MAXシリーズ」です。

 

 

 

 

 

これらのシリーズは電力容量や80PLUS認証の有無など、他のメーカーと比較してもかなり安く手に入ります。

昔から伝わる言葉に「安かろう悪かろう」という言葉がありますがこの電源はまさにそれです。

直流変換後の電気も質が悪くパーツに負荷を掛けてしまうだけでなく、電源自体の耐久性が低く「発火した」ですとか「いつの間にか壊れていた」という報告も多数あるようです。

電源自体が壊れてしまうのであれば別に構わないのですが接続されている他のパーツも道連れに壊れてしまうことが一番怖いです。

ある程度のメーカーや価格の商品を購入しましょう。

有名なメーカーはColsair・ENERMAX・CoolerMaster・Seasonic・SilverStoneでしょうか。

他にも玄人志向やサイズ・Thermaltakeといったところでしょうか。

有名メーカーを購入しておけばとりあえずは大丈夫だと思います。

自作PC

Posted by K.A