IPアドレスで住所や名前などの個人情報は特定できない

2018/4/12IT・家電・PCパーツ・周辺機器, お役立ち情報, 注目記事

どうもこんばんわ

よくワンクリック詐欺や迷惑メールで「あなたのIPアドレスから住所を特定しました。○○日までにご入金頂けなければ法的手続きを行います。」なんて文章を書いていますよね?

今やパソコン一つでいろいろなことが出来る時代ですから本当に住所が特定されていて、何か事件に巻き込まれるのではないかと不安になる方もいらっしゃると思います。

Googleで「IP 住所」と検索するとIPから住所を特定できるとしているサイトがいくつかヒットしますからなおさら不安になります。

しかしIPアドレスを知られたからと言って住所が特定されることはありませんので安心してください。

ではなぜIPアドレスから住所は特定されないのでしょうか?

そもそもIPアドレスとは?

なぜIPアドレスからの住所特定が「ウソ」なのかをご説明する前にIPアドレスがどういったものかを説明します。

IPアドレスは、IPでネットワーク上の機器を識別するために指定するネットワーク層における識別用の番号である。

出典:Wikipedia-IPアドレス

IPアドレスは「インターネットプロトコルアドレス」を縮めた単語になります。

WikipediaにもあるようにIPアドレスは、たくさんのインターネットに繋がる機械がある中でそれぞれの宛先を識別するためにあります。

もちろん現在使用している携帯やスマートフォン、PS4やDSにもIPアドレスが存在します。

IPアドレスは契約しているインターネットの回線業者が管理しており、IPアドレスは世界中で使用されている機器と被ることはないような仕組みになっています。

この「世界中で一つ」というフレーズがIPアドレスから住所が特定できるという間違った事実が広まった要素の一つです。

また、IPアドレスは「インターネット上の住所」と説明されることが多く、このことも間違った認識を広げた要素の一つです。

※IPアドレスにはグローバルIPとプライベートIPという2種類がありますが、基本的にここで出る話はグローバルIPアドレスの話です(グローバルIPアドレスはルーターより外向けのIP・プライベートIPアドレスはルーターより内側のIPアドレス)

 

なぜIPアドレスから個人の住所は特定できないのか

実はIPアドレスを申請する際には管理情報(Whois情報)として名前と所在地などを登録しなければなりません。

「やっぱり住所特定されるじゃん!!」と思わないでくださいね(笑)

この管理情報(Whois情報)に入力されている名前や所在地の情報は、IPを管理している回線業者が入力したものが表示されます。

例えばWIMAXを契約していれば、今現在割り当てられているIPアドレスを入力しても出てくるのはWIMAXの所在地や連絡先が表示されます。

WIMAXはKDDI(au)とグループですので、追加でKDDIの情報も出てくるかもしれません。

このようにいま自分が使用しているIPアドレスを照会しても結局出てくるのは管理している回線業者なので個人の住所や連絡先が特定されることはないということです。

よって迷惑メールなどに「IPアドレスを基に住所を特定しました。」

というのは全くのウソです!!ブラフです!!安心してください!!

 

自分のIPアドレスは簡単に調べることが出来る

基本的に自分が今使用しているIPアドレスは、簡単に調べることが出来ます。

ここにアクセスすると自分が現在使用しているIPアドレスがわかります↓↓

上のサイトで出てきたIPアドレスが契約している回線業者から割り当てられたIPアドレスになり、世界中でたった一つしか存在していません。

試しに上のサイトで出てきたIPアドレスを、以下のページで入力して見てください。

 

何やらいろいろと情報が出てきますが、その中にあなたの情報は出てこないはずです。

 

それは先ほど説明した通り契約している回線業者が割り当てるIPなので、IPを照会しても出てくるのは回線業者の情報だけです。

改めてIPアドレスから住所を特定することが出来ないということがわかりましたね。

 

IPアドレスから住所を特定されるケースの一例

以上から通常私たちがインターネットをするうえでIPアドレスから住所や個人を特定することはできませんが、中にはIPアドレスから住所や個人を特定されるケースがあります。

行政や警察などの捜査機関が動いた場合です。

捜査機関が動いた場合は調べたIPアドレスを基に回線業者に使用者の照会を行います。

回線業者は誰にどのIPアドレスを割り当てたかが全て記録されていますので、捜査機関が「何日の何時何分に○○のIPアドレスを割り当てられたのはどなたですか?」と聞けば回線業者はそれに答えなければなりません。

IPと個人情報を紐づけ管理している回線業者ならそりゃわかりますよね。

しかし安心してください。

回線業者がIPアドレスから個人情報を開示する為には法的な順序を通して照会を行った場合ですので、そこら辺の一般人が回線業者に「このアドレスはどなたですか?」と聞いても意味はありません。

 

まとめ

みなさん一度は「住所特定」という文字が入ったメールを受け取ったことがあるかもしれませんが、詐欺だとわかっていても少しは不安になりますよね。

しかし今回で「IPアドレスで住所は特定できない」ことがわかったと思いますので次回から迷惑メールが来ても安心ですね。

もう一度言いますが、IPアドレスから個人や住所が特定されるのは捜査機関が法的に回線業者に情報開示を請求した場合のみです。