モバイルルーターと市販ルーターで2重ルーター構成にする方法

2017/12/5IT・家電・PCパーツ・周辺機器, WiMAX, お役立ち情報

どうもこんばんわ

WiMAXのモバイルルーターを自宅の固定回線にしている方も多くいらっしゃるかと思います。

モバイルルーターのDHCP機能を利用して、NASやテレビ、パソコン、ネットワークカメラなど接続している方もいるのではないでしょうか?

モバイルルーターは「モバイル」というぐらいですから持ち出す方のほうが多いかもしれません。

しかし先述のようにモバイルルーターのDHCP機能を使用してネットワークを構築した場合、モバイルルーターを持ち出した場合や電源が落ちてしまった場合にDHCP機能が使用できず、ネットワークが落ちてしまいます。

テレビの録画先をNAS等のネットワーク機器に設定されている場合はネットワークが落ちてしまうため、録画が正常にできなくなります。

また、ネットワークカメラなどの録画先をNASに設定している場合は同様に録画が正常に行われません。

「固定IP設定にすればいいじゃないか!!」という意見ももちろんあると思います。

ですが宗教上の理由とかどうしてもDHCPを利用したい人もいますよね?

 

そんな時に有効な方法をご紹介します。

その名も2重ルーター

今回はモバイルルーターがない状態でもDHCPを利用したいという条件ですから、モバイルルーターとは別にルーターを用意していあげればいいのです。

2つのルーターを使用しますのでその名も2重ルーターと言います。

構成としてはモバイルルーターの下に別で用意したルーターを接続し、そのルーターに各種ネットワーク機器を接続します。


その代りモバイルルーターがなくなりますのでもちろん外向けの通信はできません。

しかしモバイルルーターがなくなっても市販ルーターのDHCPを利用することができますので、ネットワーク自体は落ちることはありません。

あくまでもホームネットワークを維持する為だけとお考えください。

 

ネットワーク設定

二重ルーターになりますので2つのネットワーク設定を施さなければなりません。

それぞれのネットワークを適切に設定しないと正常に繋がりません。

ということで設定例を以下に記載します。

【モバイルルーターのネットワーク(LAN)】

モバイルルーターLAN側IP:192.168.0.1

サブネットマスク:255.255.255.0

DHCPアドレス割り当て範囲:192.168.0.2-

※モバイルルーターと別で用意したルーターのみを接続する場合はサブネットマスクは255.255.255.252に設定するとブロードキャストパケットが少なくて済むので効率的です。

アドレス割り当て方式:DHCP

 

【市販ルーターネットワーク】

WAN側IP:モバイルルーター側のセグメントと合わせてください。

(モバイルルーター側のDHCPを利用しても可)

市販ルーターのLAN側IP192.168.1.1

サブネットマスク255.255.255.0

アドレス割り当て方式:DHCP

DHCP割当アドレス範囲:192.168.1.2-192.168.1.254

※このネットワーク設定がメインのホームネットワークになります

 

ルーターを設定した後は市販ルーターに繋がる機器のIP設定を自動取得にしてください。

設定はこれだけです。

以外に簡単でしょう?

これだけで2重ルーター構成が出来上がりました。

モバイルルーターを持ち出したとしても配下ルーターDHCP機能により192.168.1.0のネットワークでホームネットワークが維持されます。

 

この構成にすることでネットワークは維持されますのでNASへの録画等は正常に行われます。

2重ルーターはセキュリティ的にもファイアウォールが2枚あるようなものになるので防御力は高くなります。

 

注意点

通常とは異なった構成の為、いくつか弊害があります。

その中からいくつか列挙していきます。

・VPNを利用している場合、2つのルーターにポート開放設定が必要になる。

また、パススルー機能を搭載していないと接続できないか、不安定になります。

・先述の通りポート開放を2つのルーターに設定しなければなりませんので、適切な設定を施さなければ切り分けが難しくなります。

・一部のインターネット接続を利用するソフトが正常に動かなくなる可能性があります。

・ファイアウォール等のセキュリティ設定が2重で設定されますので、スループットが少し落ちます。(環境によっては影響がない場合もあります。)